交流サイト（SNS）のライブ動画で男性を脅迫したとして、警視庁暴力団対策課などの共同捜査本部は脅迫の疑いで、住居不定、職業不詳、東優樹容疑者（29）を再逮捕した。また、脅迫幇助（ほうじょ）の疑いで、東京都目黒区の職業不詳、杉田一明容疑者（42）を逮捕した。暴対課は認否を明らかにしていない。

東容疑者は「エンターテイナー折原」、杉田容疑者は「煉獄コロアキ」の名前で動画配信者として活動していた。

東容疑者の逮捕容疑は昨年10月、新宿区内の路上で、動画投稿アプリ「TikTok（ティックトック）」のライブ動画配信を行い、30代男性に対し、「家分かっているから突撃してやればいい」「家、襲撃が一番いい」などと危害を加えるような発言をし、脅迫したとしている。杉田容疑者はこれを幇助したとしている。

暴対課によると、東容疑者はSNSやライブ動画で男性の本名など個人情報を明かすなどしていた。昨年11月に被害者からの相談で発覚。詳しい経緯を調べている。

東容疑者は、芸能人や著名アスリートなどについての情報を書き込む「暴露系投稿者」として知られ、別の男性から現金を脅し取ったとして恐喝の疑いで逮捕されていた。杉田容疑者は、一般人を取り押さえる動画などを配信する「私人逮捕系ユーチューバー」として知られる。
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